世界大百科事典(旧版)内のNikomēdēsIVの言及
【ビテュニア】より
…前3~前2世紀初めにかけて隣国との国境地帯やギリシア人植民都市を占領・併合し,ヘレニズム文化を吸収して強国となった。しかしローマの隆盛を見たニコメデス4世Nikomēdēs IVは,前74年,王国をローマ人に遺贈し,ここにポンペイウスの指導下に属州ビテュニア・ポントスが設置された。重要な東方内陸貿易や黒海沿岸との海上貿易のため,帝政期には元老院管轄から皇帝直轄へと移された。…
※「NikomēdēsIV」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」