世界大百科事典(旧版)内のNiponiusの言及
【ホソエンマムシ】より
…甲虫目ホソエンマムシ科の昆虫。衰弱した木や枯木に穿孔(せんこう)するキクイムシ類の天敵として知られる。体は黒色円筒形で触角と跗節(ふせつ)は赤褐色。前頭には前方へ突出する1対の角状の突起がある。胸の背面には1対のくぼみがあり,腹部の後方2節が上翅から裸出する。裸出した2節にはそれぞれ4個と2個のへこみがある。体長約5mm。北海道から九州までのほか,台湾にも分布する。成虫は5月ころから出現し,キクイムシ類などの孔道に潜りこみ,キクイムシ類を捕食する。…
※「Niponius」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」