世界大百科事典(旧版)内のPCIJの言及
【国際裁判】より
…その後,常設的な裁判所の必要が認識され,1907年に仲裁司法裁判所の設立が企てられたが,裁判官選任方法につき各国の一致をみず,結局失敗に終わった。第1次大戦後,真に常設的な裁判所で,普遍的なものとして,常設国際司法裁判所(PCIJ)が設置され,第2次大戦後にこれを継承したのが国際司法裁判所(ICJ)である。このほか,特別の裁判所として,1907年に立案された国際捕獲審検所(捕獲),08年から10年間存続した中米司法裁判所,第1次大戦後の混合仲裁裁判所,第2次大戦後に戦争犯罪人処罰のために設けられた国際軍事裁判所および極東国際軍事裁判所があり,また48年のジェノサイド条約では国際刑事裁判所の設置が予定されているが,まだ実際には設けられていない。…
【常設国際司法裁判所】より
…PCIJとも略称される。第1次大戦後の1921年に国際連盟規約14条に基づきオランダのハーグに設置された国際司法機関。…
※「PCIJ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」