世界大百科事典(旧版)内のperianthの言及
【萼】より
…一般に緑色,形は多少葉に似ていて,花弁より強く,主な働きは,つぼみの時期に花全体を包み,内部を保護することである。萼片と花弁は合わせて花被perianthと総称されるが,花被が2層に分化し形態的に顕著な差を示すときに,外花被を萼片,内花被を花弁と呼ぶのである。アジサイなどでは,外花被が発達し花弁状となるが,このような場合も萼と呼んでいる。…
【花】より
…花は外側から萼片の集まった萼,花弁の集まった花冠,有性生殖に直接関係しているおしべとめしべ,さらにこれらがついている花托receptacleからなっている(図1)。萼と花冠は花被perianthと総称され,チューリップのように,両者の間に形態学的違いがない場合には,萼は外花被,花冠は内花被と呼ぶ。萼は若い時期にはしっかり閉じ合わさって,その内側の部分を保護している。…
※「perianth」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」