世界大百科事典(旧版)内のpleochroismの言及
【結晶光学】より
…したがって,この現象の著しい結晶では,その薄片あるいは結晶板に白色光を投射して観察するとき,結晶中における二つの振動(直線偏光)のうち一方の振動だけを取り出して観察した場合と,他方の振動だけを観察した場合とで,色が異なることがある。このことを多色性pleochroismという。光学的等方体では,たとえ選択吸収があって色がついていても,結晶中では偏光を生じないから多色性は認められない。…
※「pleochroism」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」