世界大百科事典(旧版)内のqahwaの言及
【喫茶店】より
…パリのカフェが芝居や音楽会と結びついて発展したのに対し,すでに19世紀のロンドンではコーヒー・ハウスはほとんどみられなくなる。【川北 稔】
[イスラム社会]
アラビア語ではマクハーmaqhāというが,コーヒーの語源でもあるカフワqahwaもコーヒー店の意によく使われる。マクハーは一般に通りに面して開かれており,庶民の生活にすっかり溶け込んでいる。…
【コーヒー】より
…なかでも神秘主義者の間で,夜間の勤行を助ける眠気覚ましとして好まれた。すでにブンとは呼ばず,一種の酒の名をとって〈カフワqahwa〉というようにもなった。このアラビア語がトルコに入って〈カフウェkahve〉となり,やがて17世紀にヨーロッパ各地に広まり,コーヒーまたはカフェという世界的な通用語を生むに至る。…
※「qahwa」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」