世界大百科事典(旧版)内のquasiparticleの言及
【素励起】より
…相互作用している多数の粒子よりなる巨視的物体の励起状態は,ある種の粒子の集りとみなすことができるが,この粒子を素励起という。粒子といっても真空中の粒子とは異なり,相互作用の効果をとり入れたいわば仮想的な粒子であって,この意味で準粒子quasiparticleとも呼ばれる。素励起のもつ運動量qとエネルギーwの間に一定の分散関係w=w(q)があり,通常の粒子と同様,フェルミ統計,あるいはボース統計に従い量子化される。…
※「quasiparticle」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」