世界大百科事典(旧版)内のreparationの言及
【賠償問題】より
…戦後処理の方式と各国の復興は,切実な国際政治上の問題であったが,それらと密接にかかわるドイツの賠償問題は,ベルサイユ条約から10年以上も紛糾を続けた(ベルサイユ体制)。初めて〈賠償reparation〉の語を使った,アメリカのウィルソン大統領は最低限の賠償額にとどめようとした。しかし一方,イギリス,フランスは,国内の経済悪化と政権の不安定性を前にし,さらにアメリカへの戦債償還を果たさなければならず,ドイツから厳しい賠償を取り立てる論陣を張った。…
※「reparation」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」