世界大百科事典(旧版)内のrepliconの言及
【形質転換】より
…それによって,DNAの遺伝情報が次代の細胞に伝達される。入ったDNA自体がレプリコンrepliconである場合,そのDNAは容易に安定化する。レプリコンとは,その分子内に複製に必要な構造(DNA複製酵素が認識して複製を開始する部位)を持っているもので,例えば細菌の環状DNAはレプリコンである。…
【DNA複製】より
…1.4mmの染色体を複製するのに約40分かかる。 大腸菌の染色体のように,一つの複製開始点をもち,そこからの複製開始を制御する一群の因子を伴う複製単位としてのDNAをレプリコンrepliconと呼ぶ。ウイルスやプラスミドのDNA,あるいはミトコンドリアや葉緑体に含まれるDNAもまたレプリコンであり,それぞれ独特の制御をうけている。…
※「replicon」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」