世界大百科事典(旧版)内のRhombozoaの言及
【中生動物】より
…しかし,現在では扁形動物の吸虫類が寄生生活によって退化したもの,また体をおおう繊毛や生殖孔の位置から環形動物のユムシ類が退化したもの,また腔腸動物の幼生に似ているところから腔腸動物と近縁な動物と考える学者などがおり,まだ系統上の真の解明はなされていない。 中生動物は,菱形(りようけい)類Rhombozoaと直游(ちよくゆう)類Orthonectidaとに分けられる。菱形類はミサキニハイチュウ(二胚虫)Dicyema misakiense(イラスト)で代表されるが,これは体長0.5~0.6mmで細長く,25個ほどの細胞からできており,全身が繊毛でおおわれている。…
※「Rhombozoa」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」