世界大百科事典(旧版)内のRoswithaの言及
【ロスウィータ[ガンダースハイムの]】より
…ドイツ最初の女流詩人。RoswithaまたはローツウィトHrotsvithとも記される。ガンダースハイム修道院の尼僧。8編の韻文聖者伝,テレンティウス風の押韻散文戯曲6編,歴史詩2編を中世ラテン語で書いた。キリスト教的戯曲の最古層に属す彼女の戯曲はテレンティウスにならいながらも,彼の異教的不道徳を排して貞潔の賛美に終始しており,教育的意図が濃厚である。彼女の作品は12世紀の受難劇に取り入れられた1編を例外としてすべて忘れられていたが,人文主義期に再発見された。…
※「Roswitha」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」