世界大百科事典(旧版)内のsatireの言及
【アリオスト】より
…17年,枢機卿から新たな任地ハンガリーのブダへの同行を求められたが,アリオストはこの〈命令〉を拒否し,職を辞した。7編の書簡体による韻文《風刺詩Satire》(1517‐25)が,この時期の詩人の満たされぬ胸の内を証言している。ついでアリオストは,文学者としての経歴と才を見込まれ,エステ家のアルフォンソ大公に仕えた。…
【風刺】より
…単なる非難,批判と違って,直接的ではなく間接的に,皮肉やユーモアの衣をかぶせて目的をより効果的に達することが多い。英語,フランス語ではsatire,その語源はラテン語のsatira(satura)であるが,これがどのような起源から生まれたものであるかについてはまだ定説がない。かつてはギリシア神話の中に出てくるサテュロス(好色でいたずら好きな半人半獣の森の神)が起源であると考えられた。…
※「satire」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」