世界大百科事典(旧版)内のShahrāzādの言及
【シェーラザード】より
…妻の不義がもとで女性不信に陥ったシャハリヤール王に嫁し,毎夜巧妙な話術をもって千と一夜,物語を聞かせ,ついに王の心を柔らげて正妃として迎えられる。この名の源と思われるシーラーザードShīrāzād(〈自由の獅子〉の意),シャフラーザードShahrāzād(〈自由の町〉の意)はいずれもイラン人の名であることから,ニザーミーの作になる叙事詩の主人公シーリーンであるとの説もある。リムスキー・コルサコフの交響組曲《シェエラザード》(1888)も《千夜一夜物語》にもとづくもので,この曲によるバレエ(フォーキン振付,1910初演)も著名。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」