世界大百科事典(旧版)内のsociabilityの言及
【社交】より
…安全securityは,仲間との紐帯(ちゆうたい)を確信することであり,その同類意識に基づいて相互に援助しあうことになる。これらを求める基礎には社交sociabilityの欲求がある。それは,仲間といっしょにいることを享受したいという気持ちであって,他の人々との接触を求め,その人との友情・つきあいを保っていこうとする種々の行動となってあらわれる。…
【力】より
…古代中国でも《周易参同契》など錬金(丹)術文献に同様の着想が登場することからもわかるように,こうした物質どうしの選択的な〈親和性〉もしくは〈親和力(引力)〉という概念は,その逆も含めて,錬金術的な自然学の中で永く生き続ける。ヨーロッパのルネサンス期以降,新プラトン主義やヘルメス思想に受け継がれたこの概念は,物質間の選択的な作用の説明に欠かせないものとなり,ニュートンも〈sociability〉という語でこの概念を利用している。ジョフロアÉtienne François Geoffroy(1672‐1731)は〈親和力表Table des differents rapports〉を作って(1718),そうした関係を具体化した。…
※「sociability」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」