世界大百科事典(旧版)内のsprangの言及
【裁縫】より
…糸も最初は動物の腱(けん)などを用いていたが,植物繊維にかわる。デンマークの青銅器時代の遺跡からは,スプラングsprangと呼ばれる織物と編物の中間的技法によって作られた帽子が出土しており,縫うという技法は,織物,衣服の形態とも関連した。古代地中海文明の衣服には,縫衣(貫頭衣=チュニック,トゥニカ)と無縫衣(巻き衣=ドレーパリー)とが見られるが,留具やひも,帯などで衣服を形づくる無縫衣に対し,縫衣は両脇や袖を縫い合わせて作ったものであった。…
※「sprang」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」