SS-18(読み)エスエスじゅうはち(その他表記)SS-18 intercontinental ballistic missile

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「SS-18」の意味・わかりやすい解説

SS-18
エスエスじゅうはち
SS-18 intercontinental ballistic missile

旧ソ連の戦略核戦力の中心をなす第4世代2段式大型 ICBM (大陸間弾道ミサイル) 。ロシア名は RS-20,北大西洋条約機構 NATOコード名はサタン Satan。 1992年の時点で 308基,97年で 186基配備。モードI型から VI型まであり,88年からはマーブ MIRV化した 10個弾頭装着のモード IV型に代って命中精度の向上したモードV型が運用されている。モード VI型は単弾頭といわれる。 92年6月の米ロ首脳会談でエリツィン大統領は,2003年までの SS-18ミサイル全廃を明らかにした。モード IV型の主要目は,射程1万 1000km,全長 35m,直径 3m,発射重量 200t,推進方式液体燃料,弾頭威力マーブ MIRV500kt× 10,CEP (半数必中界) 250m。

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