世界大百科事典(旧版)内のtaphonomyの言及
【化石】より
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【化石の成因】
化石は古生物として過去の生物圏の一員であると同時に,現在は岩石圏を構成する物質の一つである。この間の転化の全過程を対象とする古生物学の分野を化石生成論taphonomyという。ここでは古生物の死因,遺体の軟組織の分解,生息地外の場への埋没,埋没に先立つ硬組織の機械的破壊,選択的溶解,堆積物中における配置様式,遺体により生じた堆積物表面の痕跡,化石の続成過程,石核形成過程,化石の変形,続成過程における選択的溶解,分子の再配列・再結晶,地層中での団塊形成,化石の交代作用(一つの鉱物から他の化学組成をもつ鉱物に漸進的に置換される作用),硬組織の保存などが扱われる。…
※「taphonomy」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」