世界大百科事典(旧版)内のTempier,É.の言及
【中世科学】より
…ここにいう中世科学とは〈ヨーロッパ中世科学〉の謂であり,3世紀から14世紀にかけて西欧キリスト教世界を背景として発達し,ラテン語により記録された科学のことである。この〈中世ラテン科学〉は,ギリシア,アラビアの学術文献が精力的にラテン語訳された12世紀の大翻訳時代を境に大きく前期と後期に分けられる。さらに前期は3~4世紀の〈教父の時代〉,5~7世紀の〈ラテン編纂家の時代〉,8~9世紀の〈カロリング・ルネサンスの時代〉,10~11世紀の〈アラビアとの接触の時代〉に,後期は〈12世紀ルネサンスの時代〉,13世紀の〈自立と総合の時代〉,14世紀の〈ガリレイの先駆者の時代〉に分けられよう。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」