世界大百科事典(旧版)内のThoulēの言及
【北極】より
…しかし,厚い氷の下に潜めば,衛星からも探知されにくいのは事実で,北極は原潜の訓練場になってきた。【八木沢 三夫】
【探検史】
古代ギリシアでは極北の地をトゥーレThoulē(ラテン語ではThule,またとくにUltima Thule)と呼んで世界の北端と信じ,ヒッパルコスによればトゥーレ周辺は人間の住み得ぬ土地とされていた。しかし前320年ころギリシア人ピュテアスがマッサリア(現,マルセイユ)を出発し,ブリタニア(グレート・ブリテン島)を発見し,北方にあるこのトゥーレの探査を試みた。…
※「Thoulē」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」