世界大百科事典(旧版)内のtschermakiteの言及
【角セン石(角閃石)】より
…(2)は角セン石族のうち最も多様な化学組成をもつグループである。NaとAlをほとんど含まないアクチノセン石,NaCa2(Mg,Fe2+)3Al5Si5O22(OH)2を基本的な化学組成とし,Mg,Fe2+の一部をMnで,Alの一部をMg,Fe2+,Fe3+などで置き換えるパーガスセン石pargasite,Ca2(Mg,Fe2+)3Al4Si6O22(OH)2を基本的な化学組成とし,パーガスセン石と同じように一部を他のイオンと置換するツェルマクセン石tschermakite,NaCa2(Mg,Fe2+)5AlSi7O22(OH)2という化学組成をもつエデンセン石edeniteとそれらの中間的な化学組成であるホルンブレンドhornblendeは代表的なものである。ふつう濃緑色~濃褐色で長柱状~繊維状の集合体として産出する。…
※「tschermakite」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」