世界大百科事典(旧版)内のUlenspiegelの言及
【ティル・オイレンシュピーゲル】より
…1510‐11年にシュトラスブルク(現,ストラスブール)のグリーニンガー書店から出版され,版を重ねた《ディル・ウーレンシュピーゲルDyl Ulenspiegelの退屈しのぎ話》の主人公(本来はウーレンシュピーゲルとよんだ)。著者はブラウンシュワイクの徴税書記ヘルマン・ボーテとみられている。 ブラウンシュワイク近くのクナイトリンゲン村に生まれたティルが,村を出て各地で手工業職人や画家,医師などさまざまな職業につきながら,まわりの人々,とくにいばりかえった親方や役人,医者や貴族,教皇などをこけにしてゆく滑稽話が全体で95話集められている。…
※「Ulenspiegel」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」