世界大百科事典(旧版)内のUrgemeinschaftの言及
【共同体】より
…しかしこの場合にも,土地とか水といった基本的生産手段を共有し,これを維持するための共同体規制をもつ組織が存在するならば,かりに他の生活諸部面の共同性は欠くにしても,これはやはり共同体と称してよかろう。マルクスはそうした立場から,原始共同体Urgemeinschaftが解体したのちの共同体Gemeindeの歴史的諸形態として,アジア的,古典古代的,ゲルマン的の三つの共同体の形態を分類した。歴史学とくに社会経済史学者には,このマルクス流の共同体概念をとるものが少なくない。…
※「Urgemeinschaft」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」