世界大百科事典(旧版)内のVerwaltungsgerichtの言及
【行政法】より
…フランス行政法は,基本的に,このようなコンセイユ・デタを中心とする行政裁判所の判例の集積によって,独自の法体系として展開してきた。
[ドイツ]
ドイツにおいても,19世紀後半の法治国家=立憲国家の成立以降,各種行政法律が制定され,かつ1863年以降の各ラントに行政裁判所Verwaltungsgerichtが設けられた。そして,国家が財産権の主体として行動する場合はともかく,公権力の主体として行動する場合は,原則としてそれをめぐる紛争は行政裁判所の管轄とされることによって,行政法の独自の法体系が認識されるようになり,フランスの行政法・行政法学を範としつつも,公権力行政を中心とするドイツ的な行政法・行政法学が19世紀末葉に確立した。…
※「Verwaltungsgericht」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」