世界大百科事典(旧版)内のVetālaの言及
【屍鬼二十五話】より
…トリビクラマ王の冒険を枠物語として,その間に約25の物語(伝本により物語の数は若干異なる)を含む代表的なインドの説話集。原題は《ベーターラ・パンチャビンシャティカーVetālapañcaviṃśatikā》。ベーターラVetāla(屍鬼)は人間の死体に憑いてこれを活動させる鬼神であり,仏典中でもしばしば言及されているが,シバ教においてはシバの眷属の一つとみなされた。…
※「Vetāla」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」