世界大百科事典(旧版)内のvisbreakingの言及
【熱分解】より
… しかし,現在でもビスブレーキング法,コーキング法などの石油熱分解技術は工業的に重要なプロセスとして実施されている。ビスブレーキングvisbreaking法は,石油の重質留分,たとえば原油の減圧蒸留の残油を原料とし,比較的ゆるやかな温度条件(たとえば420~450℃)で熱分解し,ガス,ナフサ,分解油,分解残油などを生産するプロセスである。その主目的は,粘度や流動点の低い,良質な重油留分を生産することにあり,ビスコーシティ・ブレーキングviscosity breakingの略称として名づけられた。…
※「visbreaking」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」