世界大百科事典(旧版)内のWasetの言及
【テーベ】より
…現在のルクソルの町を中心にナイル両岸にひろがる。古代エジプト名はウアセトWaset,旧約聖書ではノ・アモンNo Amon(〈アメン神の市〉の意)と記されたが,ギリシア人がボイオティアの同名の都市にちなんでテーベ(テーバイ)と呼んだ理由は不明である。都市としての発達は比較的遅く,古王国時代末期に始まり,ここを拠点とする第11王朝の成立とメンチュヘテプ2世(在位,前2061ころ‐前2010ころ)の王国再統一により,政治および宗教(アメン信仰)の中心地としての地位を確立した。…
※「Waset」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」