火伏せ(読み)ヒブセ

デジタル大辞泉 「火伏せ」の意味・読み・例文・類語

ひ‐ぶせ【火伏せ/火防】

火災を防ぐこと。特に、神仏霊力によって火災を防ぐこと。火よけ。「―の神」「―のおふだ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の火伏せの言及

【秋葉信仰】より

…秋葉信仰は火難・水難よけ,とくに火難よけ(火伏せ)の信仰として全国的に分布しているが,とくに関東・中部地方に濃厚である。この信仰の中心は遠州秋葉山で,各地の秋葉山はここから分祀したものといえる。…

【愛宕信仰】より

…京都愛宕山にまつられている愛宕神社を中心とする信仰。火伏せの信仰が中心である。近畿地方を中心として代参講が形成され,愛宕山へ代参を送り火伏せの札と樒(しきみ)の枝とを受けてくるほか,6月あるいは7月の24日に〈愛宕火〉と称して火祭をする所もみられる。…

【金毘羅信仰】より

…漁村で金毘羅神をまつっているところは,全国に多い。水の神として,火伏せの信仰もある。権現には,金毘羅神の守り札をかざして火を防ぐ火難除けの絵馬や,江戸の町火消しが奉納した灯籠もある。…

※「火伏せ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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