傑作(読み)ケッサク

デジタル大辞泉 「傑作」の意味・読み・例文・類語

けっ‐さく【傑作】

[名・形動]
作品が非常にすぐれたできばえであること。また、その作品。「数々の傑作を残す」
言動などが突飛でひどくこっけいなこと。また、そのさま。「それは傑作な話だ」
[類語](1名作佳作佳編秀作労作力作大作良作/(2おかしい

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精選版 日本国語大辞典 「傑作」の意味・読み・例文・類語

けっ‐さく【傑作】

〘名〙
文学美術工芸などで、作品が非常にすぐれたできばえであること。また、その作品。名作。
※狂雲集(15C後)嘲文章「傑作詩文金玉声、言々句々諸人驚」
※海潮音(1905)〈上田敏訳〉ブラウニング評「幾多の傑作あり」 〔陸游‐遊三井観詩〕
② (形動) 当人はまじめにやっている行為・言動が、他人にとっては滑稽に見える場合に、その行為・言動や行為者をいう皮肉な表現。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉一〇「夫りゃ、〈略〉傑作ですね。どうもあの大頭が、女に文をやるなんて面白いじゃありませんか」

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普及版 字通 「傑作」の読み・字形・画数・意味

【傑作】けつさく

傑出した作品。宋・陸游〔張時可通判の詩編を贈らるるに謝す〕詩 傳して君に至り、(いよいよ)卓犖(たくらく) 我に投ずるの千は、皆

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