執持(読み)しゅうじ

精選版 日本国語大辞典 「執持」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐じ シフヂ【執持】

〘名〙 しっかりとらえて、忘れないこと。心に保持すること。しつじ。しゅじ。
教行信証(1224)六「経言執持、亦言一心
三帖和讚(1248‐60頃)高僧「不退のくらゐすみやかに えんとおもはんひとはみな 恭敬の心に執持(シフヂ)して 彌陀名号称ずべし」 〔阿彌陀経

しつ‐じ ‥ヂ【執持】

経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉前「人民を済ふの主義を執持する諸名士の」

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普及版 字通 「執持」の読み・字形・画数・意味

【執持】しつじ

守持

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