デジタル大辞泉
「小夜衣」の意味・読み・例文・類語
さよ‐ごろも【▽小夜衣】
夜寝るときにからだをおおうもの。夜着。
「―着て馴れきとは言はずともかごとばかりはかけずしもあらじ」〈源・総角〉
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さよ‐ごろも【小夜衣】
- [ 1 ] 〘 名詞 〙
- ① 身をおおう夜具。着物のような形で、大形で掛けるもの。多く真綿がはいっている。
- [初出の実例]「うちかへしおもへばあやしさよころもここのへきつつたれをこふらむ」(出典:実方集(998頃))
- ② ( 「新古今‐釈教」の「さらぬだに重きが上のさよごろもわがつまならぬつまな重ねそ〈寂然〉」の和歌から ) 近世、密通する女をいう。
- [初出の実例]「奥様に引まくらるる小夜衣」(出典:雑俳・楊梅(1702))
- [ 2 ] 擬古物語。三巻。作者未詳。鎌倉時代中期以降の成立。後に帝位につく兵部卿宮と山里に住む姫君との恋物語に継子いじめ説話をからませたもの。書名は上巻本文中の歌詞による。「源氏物語」「狭衣物語」「夜の寝覚」など王朝物語の影響が目立つ。「異本堤中納言物語」とも。
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