尺寸(読み)セキスン

デジタル大辞泉 「尺寸」の意味・読み・例文・類語

せき‐すん【尺寸】

《1尺と1寸の意から》ほんのわずかの長さや広さであること。また、わずかなこと。ささいなこと。しゃくすん。「尺寸の地」「尺寸の兵」
[類語]手狭い狭い狭苦しいせせこましいきつい手狭てぜま狭小狭隘きょうあい狭窄きょうさく窮屈偏狭猫のひたい猫額びょうがく所狭い方寸寸土立錐の地ナロー

しゃく‐すん【尺寸】

《1尺と1寸の意から》わずかばかりのこと。せきすん。

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精選版 日本国語大辞典 「尺寸」の意味・読み・例文・類語

せき‐すん【尺寸】

〘名〙 (一尺一寸の意) ほんのわずかな長さ、また広さ。少しばかり。わずかばかり。いささか。些細(ささい)。しゃくすん。
※本朝文粋(1060頃)八・陽春詩序〈都良香〉「絳脣雑吹。白面相映。燕姫嫂舞。腰無尺寸之囲
太平記(14C後)三八「只尺(セキ)寸の謀を以て、大功の成らん事を意とする者也」 〔史記‐項羽紀賛〕

しゃく‐すん【尺寸】

〘名〙 (一尺と一寸の意) =せきすん(尺寸)

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普及版 字通 「尺寸」の読み・字形・画数・意味

【尺寸】せきすん

少。〔史記、項羽紀論賛〕然れども、尺寸(の地)るに非ず、勢ひに乘じて畝(ろうほ)(田畑のあぜ)の中よりる。三年にして、に五侯を將ゐて秦を滅ぼし、~號して王と爲す。

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