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kotobank > 座とは

 

【ざ】

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大辞林 第三版の解説

ざ【座】
 
[0] ( 名 )
会合などですわったりこしかけたりする場所。座席。 「 -に着く」 「上手(かみて)に-を占める」
集会や宴会などの雰囲気。 「 -を持たせる」
地位。 「妻の-」 「大関の-を守る」
鎌倉・室町時代,朝廷・貴族・社寺などの保護を受け,座役を納める代わりに特定の商品の販売・製造や芸能の上演などの独占権をもっていた商工民や芸能団体の同業組合。 「絹-」 「大和四-」
江戸時代
貨幣や特殊な免許品を製造・専売した場所。 「金-」 「銀-」 「枡(ます)-」
歌舞伎・人形浄瑠璃などの興行権の表象。 「佐渡島-」 「桐-」
( 接尾 )
名詞に付く。
劇場・映画館などの名に添える。 「歌舞伎-」 「スカラ-」
劇団などの名に添える。 「文学-」 「俳優-」
星座の名に添える。 「大熊-」 「オリオン-」
助数詞。
祭神・仏像などを数えるときに用いる。 「三-の仏像」
里神楽(さとかぐら)などで,曲の数を数えるのに用いる。
劇場などの数を数えるのに用いる。 「江戸三-」
仏教で,連続して行われる教理の講義の回数を数えるのに用いる。 「百-法談」
神道で,祓(はらい)の回数を数えるのに用いる。 「七-の祓」
高山を数えるのに用いる。 「未登頂の一-」


くら【座】
 
高く設けられた場所。「天の石座(いわくら)」「高御座(たかみくら)」「御手座(みてぐら)」など,複合語中にのみ用いられる。


(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

ざ 【座】
 
[音](呉) [訓]すわる います
学習漢字]6年
すわる所。また、会合の席。「座興座席座右(ざゆう)王座講座首座上座即座中座当座末座満座
すわる。「座業座高座禅正座静座
物を置く台。「台座砲座
星の集まり。「星座天秤座(てんびんざ)
神体を置く所。「遷座鎮座
中世の商工業組合。「材木座
近世貨幣鋳造した所。「金座銀座
興行場所。興行団体。「座員一座前座
[名のり]おき・くら
難読(い)で座(ま)狩座(かりくら)高御座(たかみくら)

ざ 【座】
 
[名]
座る場所。座席。「―を占める」「―に着く」
地位。「妻の―」「権力の―」
多くの人が集まっている席。集会の席。また、その雰囲気。「―に連なる」「―がさめる」
座る場所に敷く畳・円座・しとねなど。昔は、部屋の中は板敷きで、座る所にだけそれらを敷いた。
物を据えておく場所。台座。「仏の―」
金具の下につける飾り座金(ざがね)
神仏教えなどを講義する所。「談義の―」
中世朝廷・貴族・寺社などの保護を受け、座役を納める代わりに種々の特権を有した商工業者や芸能者の同業組合
江戸時代幕府によって設けられ、貨幣や度量衡など特定免許品を製造した機関。「金―」「銀―」「枡(ます)―」「秤(はかり)―」
10 江戸時代、歌舞伎人形浄瑠璃などで、官許された興行権の表象。また、その興行を行う場所。劇場。→座元
11 近世以降演劇演芸などの芸能に従事する人々が興行を行うために結成した団体・集団
[接尾]
名詞に付く。
劇場・映画館・劇団などの名に添える。「歌舞伎―」「スカラ―」「文学―」
星座の名に添える。「蠍(さそり)―」「オリオン―」
助数詞
劇場などの数を数えるのに用いる。「江戸三―」
祭神仏像などの数を数えるのに用いる。「弥陀三―」
里神楽の曲の数を数えるのに用いる。「一二神楽
高い山の数を数えるのに用いる。「一四―ある八〇〇〇メートル峰の一つ

くら 【座】
 
座る場所、また、物をのせる所。他の語の下に付いて、複合語として用いられる。「天磐―(あまのいわくら)」「高御―(たかみくら)

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世界大百科事典 第2版の解説

ざ【座】 

連歌俳諧用語連句制作のための集会または会席をいう。その構成要員は,一座をさばく師範格の宗匠と,宗匠補佐しつつ句を懐紙に記録する書記役の執筆(しゆひつ)と,一般作者である複数連衆(れんじゆ)から成る。彼らが参集して連句一巻共同制作することを,一座を張行する,または興行するという。一巻は〈百韻〉が定式であるが,元禄期(1688‐1704)以降の俳諧では〈歌仙〉がもっぱらになった。一座を興行するには,主人役か当番の世話役があらかじめ日時,場所,連衆の人数を選定するが,百韻なら4~5人から7~8人で10時間前後をかけるのが理想とされた。

ざ【座】 

平安末~鎌倉室町期に商工業者,芸能者,農漁民遊女にいたるまで,あらゆる職業階層にわたって編成された共同組織。地主神・産土(うぶすな)神など集落の神仏に対する祭祀のための座(宮座)から,朝廷,寺社権門貴族本所とし,その奉仕のための座や,同一職業のものがその営業特権のために組織した座など,多種にわたっている。
起源
 座は地主神などの祭祀の宮座から始まるといってよかろう。1150年(久安6)の勝尾寺(かつおじ)文書に〈さ(座)につくはかりの人々〉といわれるような一定家格を有する村の人々が,平等構成をもって共同の神仏をまつる座を結成した。


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説




(1) もと座席の意味で,広く場所,集団の呼称に用いられたが,歴史的には同業組合その他の特称として知られる。平安時代末期から戦国時代にかけて興った特権的同業組織は,公家などを本所 (領主) として,本所に座役 (一種の税) を納めるかわりに商品販売の独占権を得ることを目的とし,ついでに課役免除関税免除などの特権を得ようとした。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。


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防府市歴史用語集の解説

中世に商人職人などの同業者が集まってできた団体で、製品の販売や製造について特別権利を認められていました。最初は公家や寺社に保護され、そのかわりに奉仕する形でしたが、保護をうけるかわりに税をおさめる形にかわりました。座のメンバーは税をおさめることで、一定地域の中では独占して営業することができました。


Copyright 2002,Hofu Virtual Site Museum,Japan
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百科事典マイペディアの解説

座 【ざ】

中世,商工業者,交通運輸業者,芸人などが結成した特権的同業集団。朝廷・官衙(かんが)・公家・大社寺を本所(ほんじょ)とし,それに隷属し,座役を提供する代償として,販売の独占権,課税免除などの特権を保障された。
※本文は出典元の用語解説の一部を掲載しています。


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盆栽用語集の解説

樹の足元・根張りの芸の一つで、細かく岐れた根が横に薄く広がっている様子盤根四方に広がり癒着して盤状になった根)もしくは盤根になりかけている根の状態


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世界大百科事典内のの言及

【工房】より
…仏所の分立や諸画派の形成などがこのことを例証する。さらに,この工房はやがて権門寺社勢力と結びついて工匠の〈〉を結成し,一段と専業化をおしすすめていく。中世における商工業者・職人の成長は,また,手工業技術工匠の生産に対する作料給付体系の転換をも促した。…
【座法】より
のメンバーである衆が,の維持を目的に自主的に定めた規約。中法度,衆中式目などともいう。…
【宮座】より
…神社の祭事に関係する村落内の特権的な集団をさす学術用語。宮の語は中世の確実な史料のうちからは発見されていない。近世に吉田家,白川家の管下にあった神職の関係しない村人たちだけの祭祀集団をさす語として用いられた。…
【楽市・楽座】より
…戦国時代から安土桃山時代にかけての都市・市場政策。従来楽市・楽令は,戦国大名および織豊政権が領国経済の統一,その中心としての城下町の繁栄を目的として発布したものであり,楽市は城下町を課税免除,自由交易の場とするために,楽は独占的な商工業の解体を目的とした政策であるとされてきた。しかし現在では,これらの権力の発布した楽市・楽令の以前に,各地に〈縁切り〉を基本的性格とする楽市場なるものがすでに成立していたことが想定され,この法令は城下町の繁栄を目的とした楽市場の機能の利用と位置づけられるに至っている。…
※「」について言及している用語解説の一部を掲載しています。


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座に近い言葉→坐・座・挫|四官(座)|座(仏教)|座(住居)|坐(座)骨|前進座|磐座・磐境|東京グローブ座

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