現に(読み)ゲンニ

デジタル大辞泉 「現に」の意味・読み・例文・類語

げん‐に【現に】

[副]ある事が想像理屈ではなく、事実であるさま。現実に。実際に。「そういう風習現に行われている」「現にこの目で見た」
[類語]実情事情実態実況実相得体現実現実的事実実際実際的真実真相本当実地臨場感リアル本にほとほとすっかりつくづく全く以て何とも実以て真個正真しょうしんそのものしん以てかみ掛けてほんまいかにも有りのまま有りようまこと史実真正実の正真正銘紛れもない他ならないげに本当にまことにじつしんまったくまさにまさしくひとえにせつ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「現に」の意味・読み・例文・類語

げん‐に【現に】

〘副〙 (名詞「現」に助詞「に」が付いて、一語化したもの) 実際に存在したり、ものごとが実際に行なわれたりするさまを表わす語。現実に。
※宇津保(970‐999頃)内侍督「兼雅、げんにある事ならばこそとり申さざらめ、たいだいしき事なれど、昔聞ゆる事ありしを」
読本椿説弓張月(1807‐11)前「それがし近曾(ちかごろ)一隻(いちは)の鶴を得て候が、これは曾祖義家朝臣の放せしものにて、見(ゲン)黄金の牌を著けたり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android