デジタル大辞泉
「諸」の意味・読み・例文・類語
もろ【▽諸】
[語素]名詞の上に付いて複合語をつくる。
1 (「両」「双」とも書く)二つの、両方の、双方の、の意を表す。「諸手」「諸矢」
2 多くの、すべての、の意を表す。「諸人」「諸神」
3 一緒の、の意を表す。「諸声」「諸寝」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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もろ【諸】
- [ 1 ] 〘 造語要素 〙 多く名詞の上に付いて用いられ、いくつかある同種のもの、すべて、の意を表わす。
- ① ( 「両」「双」とも書く ) 二つ一組になっている物の、両方、双方の意を表わす。「もろ手」「もろ袖」「もろ肌」「もろ刃」など。
- ② すべてのもの、多くのもの、の意を表わす。「もろ人」「もろ心」「もろ穂」など。
- ③ 複数の人がいっしょにその動作をする意を表わす。「もろ声」「もろ寝」「もろ持ち」など。
- [初出の実例]「評定衆の裁許をまたずして、さしこへてうったうるを、上より御尋の時もろ一味申さるべきまで也」(出典:清原宣賢式目抄(1534)起請)
- [ 2 ] 「もろいとおり(諸糸織)」の略。
- [初出の実例]「諸(モロ)の羽織に結城の小袖」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵〉ハイカラ紳士)
しょ【諸】
- 〘 接頭語 〙 漢語の名詞の上に付けて、もろもろの、の意を表わす。多くの。いろいろの。
- [初出の実例]「入院の仏事ならば山門仏事等と云へば、諸仏事は其中にあるときこへたぞ」(出典:史記抄(1477)一八)
- 「各々の世代の諸可能性に相応して形作られた」(出典:ネオヒューマニズムの問題と文学(1933)〈三木清〉二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「諸」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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