プログレッシブ 独和辞典の解説
sich, [zIç ズィヒ]
((再帰代名詞)) ((性・数の区別なく3人称および敬称2人称の3・4格))
❶ ((英)oneself) ((再帰的)) 自分に〈を〉
【再帰動詞の構成要素として】sich4 legen\横たわる
sich3 et4 vor|stellen\…4を想像する
【動詞の再帰的用法で】sich4 mit warmem Wasser waschen\お湯で体を洗う
【結果】sich4 müde arbeiten\働いて疲れる
【所有の3格で】sich3 den Arm verletzen\腕をけがする
【利害の3格で】[sich3] eine Zeitung kaufen\新聞を買う
【前置詞と】an [und für] sich4\それ自体としては;本来は
Das hat er so an sich4.\それが彼のやり方だ
nichts 〈viel〉 auf sich4 haben\重要でない〈ある〉
außer sich3 sein\われを忘れている
bei sich3 denken\胸のうちで考える
nicht bei sich3 sein\正気でない,ぼーっとしている
Der Plan hat etwas für sich4.\その計画には優れた点がある
[ganz] für sich4 leben\独りぼっちで暮らしている
et4 hinter sich4 haben\…4を終えている,後ろ盾にしている
in sich4 gehen\反省する
es in sich3 haben\手ごわい;しっかりしている
et4 mit sich3 führen\…4を携行する
von sich3 aus\自発的に
vor sich4 hin\どちら〈だれ〉へともなく
zu sich3 kommen\正気に戻る.
❷ ((相互的)) お互いに〈を〉
Die Verletzten mussten sich3 helfen.\負傷者たちは助け合わねばならなかった
Die beiden starrten sich4 scharf an.\両者は鋭くにらみ合った
【主語が文法上単数の場合】Im Saal grüßte man sich4 freundlich.\広間で親しくあいさつが交わされた.
[注意]
i) 1人称と親称2人称の再帰代名詞は,それぞれの人称代名詞を転用する.再帰代名詞を含む句例は,sichを用いて示す習慣なので,主語が1・2人称のときはmir, mich; dir, dich; uns; euchに変えることになる
Geld bei sich3 haben\手もとにお金がある→Ich habe Geld bei mir.
ii) 本来の再帰動詞以外で再帰的意味をいっそうはっきりさせるために,さらにselbstを添えることがある:⇒selbst
iii) 相互的意味をいっそうはっきりさせるために,gegenseitigを添えるか,einanderで置き換えることができる
Sie grüßten sich gegenseitig. / Sie grüßten einander.\彼らはあいさつを交わし合った.
iv) 相互代名詞として前置詞を持つときは,前置詞+einanderの形を取る
Wir sprachen miteinander.\われわれは語り合った.