凡例

I．見出し語

1) 新正書法によって ß が ss に変わるなどの場合は新正書法を見出しとし、従来の表記を旧をつけて（　）で示した。また、1語だったものが2語に分かち書きされるような場合は、どちらかの項目で成句として立て、見出し語からはそちらへ送りをつけた。

Anschuluss（旧　..schluß）
spazieren|gehen* 旧 ⇒spazieren

1) 発音記号は省略し、見出し語にアクセント表示をした。そのアクセント記号は、短母音には例えば ạ, 長母音・二重母音に対しては a, au などのように示した。

Ạbnahme
ahnen
Auge

2) 重要語や外来語などで発音がわかりにくいものなどには、カナ発音をつけた。その際、強く読む部分は太字で示した。

Hafen［ハーフェン］...
leger［レジェーア］...
Redakteur［レダクテーア］...

1) 名詞は [男] [女] [中] で表し、一般に複数形で表示されるものは [複]とした。地名は中性のものは原則として省略した。定冠詞がつくものは具体的に（der ～）（die ～）（das ～）のように示した。

2) 動詞は [他] [自] [再] で区別し、[自] [他] をまとめて表したいときには [動] とした。

1) 名詞は単数2格形と複数1格形を / で区切って示した。見出し語全体は ― で、複合部分は = で、一部の省略は .. で示した。

2) 動詞は過去と過去分詞を；で区切って示した。

3) 形容詞の比較変化は、それが不規則な場合は比較級・最上〈最高〉級を；で区切って示した。また、2種類ある場合は、それを / で区切って示した。

1) 小区分を，で、大区分を；で示した。さらに大きな分類が必要な場合は ➊，➋，➌…で、それより大きな分類が必要な場合は I，II …で区分した。

2) 重要語を中心に対応英語を示し、語義理解の助けとなるようにした。

3) 他動詞の目的語と対応する「…を」は省略した。それ以外では必要に応じて表示した。

4) 動詞や形容詞などで特定の前置詞と結びつくものは ((...)) で示し、対応する訳を(　)で示した。

geben*… I [他] ➊（英 give）j³ et⁴ （人に…を）与える, あげる;…
auf|gliedern [他] et⁴ in et⁴ （…を…に）分類〈細分〉する.

1) 太字のイタリック体、青字で示した。

2) 目的語の j⁴, et⁴ が「人を」「…を」に対応する場合は省略した。

quer ... j³ quer gehen 話（人にとって）うまくいかない; しくじる.
Rechenschaft ... zur Rechenschaft ziehen j⁴ [für et⁴] （人に〔…について〕）釈明を求める.

=	複合語の語構成を明示するために用いる。
..	見出し語の一部省略を表す。
\|	分離動詞の分離する位置を示す。
〔　〕	省略可能を表す。
〈　〉	直前の語との置き換えを表す。
（　）	訳語の説明などを表す。
/	目的語と前置詞句との置き換え、成句の言い換えなどを表す。
→	参照を表す。
⇒	送り先を表す。
＜	元の形を表す。
※	語法上の注意を表す。
*	不規則変化動詞を表す。