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that

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プログレッシブ英和中辞典(第4版)の解説

**that

[代]
I ((指示代名詞)) /ðǽt/ (複 those)
1
(1) ((物・事・場所・人を直接さして))それ, あれ, その[あの]人, そちら, あちら
  • Where did you buy that?
    それどこで買ったの
  • Who is that?
    あれはだれだ
  • Who's that, please?
    ((英))((電話で))どなたですか(▼((米))ではWho's this, please?がふつう)
  • Hurry up, that's a good boy [girl].
    急いでね, いい子だから.
(2) ((過去の時間をさして))あの時
  • That was the best time.
    あのころがいちばんよかった.

[語法]
(1) 話し手と聞き手が対立している状況でのthatは「それ」が対応する. 話し手と聞き手がいっしょになって何か別の事物と対立している状況でのthatは「あれ」が対応する:That's right. そのとおり/Look at that!あれをごらん.
(2) 強意あるいは感情的色彩が込められることがある:Do you call that a gentleman?あんなやつを紳士というのか.

(3) ((相手の問い・要望にこたえる場合, 視点を相手側に移し, 話し手の領域にある物をさして用いる))これ. 副詞を用いる場合はhereの代わりにthereを用いる:Do you call that pie?(相手から「この食べ物の味を見てちょうだい」と言われて試食して答えるとき)これがパイと言えるかね.
(4) ((関係代名詞の先行詞))こと, もの
  • There is that about him which mystifies one.
    彼にはどこか人を煙にまくところがある
  • That which is bought cheap is the dearest.
    ((ことわざ)) 安物買いの銭失い.
(5) ((既出の名詞・文・文の一部をさして))(…の)それ;そのこと, そうすること
  • A long time passed in a silence like that of the grave.
    墓場のような静けさのうちに長い時が過ぎた
  • “Then I'll go round and get in at the window. ” “That you won't. ”
    「じゃあ回って窓からはいるから」「そうはいきませんよ」
  • And I declare it's too bad, that it is!
    まったく困ったことだ, ほんとに(▼主語の前に置いて強調的に用いている).
2 ((thisの対語))((場所・時間・心理的に遠いほうをさして))そちら, あちら;前者(the former)
  • Virtue and vice are before you: this leads you to misery, that to peace.
    善と悪とがあなたの選択にまかされている. 後者は人を不幸に導き, 前者は平和に導く.
and that
(1) しかも, それも. 前文の全体あるいは一部を受ける
  • He speaks English, and that fluently.
    彼は英語を話す, しかも流暢りゅうちょうに.
(2) ((話))…など, その他. ⇒and ALL that (all[代])
at that
((主に話))
(1) それにもかかわらず, それでも
  • They were lucky, at that, that it didn't go any further.
    事態がそれ以上進まなかったのだから, やはり彼らは運がよかったのだ.
(2) しかも, おまけに
  • He was a prig, and an Oxford prig at that.
    気どり屋だった, しかもオックスフォード流のね.
(3) そのとおりに, そのままで
  • leave it at that
    そのくらいにしておく, それ以上言わない[しない]でおく
  • I can't let it go at that.
    そのまま放っておくわけにはいかないね.
(4) その点に関しては
  • “It seems like later, ” she said. “I guess it's because it starts getting dark so early. ” “It does, at that. ”
    「もっとおそい時間のような感じね. 暗くなり始めるのが早いからでしょうね」「そういえばそうだな」.
Come [Get] out of that!
((略式))どけ;やめろ;うせろ.
for all that
それにもかかわらず, とはいうものの.
Take that!
((略式))これでもくらえ, これでもか.
人を打つときなどの文句
  • Take that and that and that.
    これでもくらえ, さあどうだ.
That does [kills, tears] it!
((話))これで終わりだ, もうおしまいだ.
that is (to say)
((話))正確に言うと;つまり, すなわち, 換言すれば.
That's about it.
((話))まあそんなところだ.
that said
((形式))それはそれとして.
That's it.
((話))
(1) そのとおりだ, それだ, それそれ.
(2) やるべきことはすべてやった;これでおしまい;これ以上どうしようもない
  • We have taught her manners since she was in a high chair. That's it.
    あの子には小さい時から作法を教えています. それがあの始末です(これ以上どうしようもない).
That's more like it.
((話))ずっといい;よくなった.
That's so
((話))そのとおり.
That's that.
((話))それ[これ]でおしまい;それだけのこと;それ[これ]で事は決まった[終わった]
  • The treasurer paid him two weeks' salary and offered him a drink, and that was that.
    会計係が彼に2週間分の給料を渡して, 一杯どうかねとすすめて, それで終わりだった[首になった].
that there
((略式))あの;あれ.
That will do.
それでまにあう[十分だ].
II ((関係代名詞)) t;((強))ðǽt/ ((関係詞節の主語または動詞・前置詞の目的語))…ところの(人・物・事)
  • the lady that I went to the party with
    私がパーティーに同伴した婦人
  • Luck is something that comes in many forms.
    幸運はいろいろな形でやってくる.
(1)thatは主に制限的に用いられる. (2)thatの前には前置詞はつかず, who(m), whichに変えるか, 前置詞を関係節の末尾に移す. (3)主語につくthatはwho, whichと, 目的語につくthatはwhom, whichと交換可能. (4)目的語につくthatはしばしば省略される:the girl (that) he loves彼が愛する女性/an idea (that) he hit upon彼が思いついた考え.

[語法]他の関係代名詞の代わりにthatを用いる傾向がある:
(1) 先行詞が形容詞の最上級, the very, the only, the same, the first, the lastなどの限定的な修飾語を伴う場合:He is the only man (that) I love. 彼は私が愛するただひとりの人です.
(2) 先行詞が不定代名詞の場合:He fixed almost anything that needed repairing. 修理を要する物はたいてい直してしまった.
(3) 先行詞が疑問代名詞の場合:Who that has spoken with her does not know the tenderness of her heart?彼女と話したことがある人で, 彼女の心の優しさが感じとれない人がいるだろうか.
(4) 先行詞が人と物を含む場合:I made notes of the people and places that excited my interest. 私の興味をかき立てた人々と場所を書き留めておいた.
(5) 関係代名詞の先行詞が補語の場合:Fool that I am!私はなんてばかなんだ.
(6) ‘it is ... that'の強調構文で:It is those days (that) we remember best. いちばんよく覚えているのは当時のことです.
(7) 関係代名詞とbe動詞のみからなる場合:the powers that be当局者/She was away back in the life that had been. 以前の生活に戻っていた.
(8) 関係副詞の代用:He earned $100 each Saturday (that) he worked. 土曜日に働くたびに100ドルかせいだ/These things occur any place (that) people congregate. こういうことは人の集まる場所ではどこでも起こる. (7)(8)以外ではwho(m), whichを用いることもある. 全体にthatを省略した表現も可.

━━[形] /ðǽt/ ((指示形容詞))
1 ((指示代名詞1に対応する用法))
(1) ((人・物・事・時・前に述べた内容などを指して))その, あの
  • that day [night]
    その[あの]日[夜]
  • The tail of the fish was (as) sharp as a scythe and almost of that size and shape.
    その魚の尾は大がまのように鋭く, 大きさも形も大がまに似ていた.
「数詞+複数名詞」を一括して, thoseの代わりに用いることがある:that six daysその6日間.
(2) ((先行詞に伴って))…する[である]ような
  • He has that love of truth which makes him hate a lie.
    彼は真実を愛するあまりうそを憎む.
このthatは指示力が弱く, 限定力が強い;theと交換できるが, ふつうはtheより強意的.
(3) ((周知のこと, または前に述べたことを指して))例の, あの, かの
  • He has that strange Anglo-Irish blend of reticence and emotionalism.
    アングロ=アイリッシュ系特有の例の無口と感情的になりやすい性質を兼ね備えていた.
(4) ((感情をこめて))あの, かの
  • that dear wife of mine
    わが愛するあの妻
  • We are getting tired of that temper of Bill's.
    ビルの例の短気にはうんざりしかけているところだ.
2 ((指示代名詞2に対応する用法))((thisの対語として遠いほうをさして))その, あの;他の, 別の
  • This book is much thicker than that one.
    この本はあの本よりずっと厚い.
━━[副] /ðǽt/
1 ((略式))((量・程度を表す形容詞・副詞を限定して))それほど, それだけ, そんなに, 期待[予想]したほどには
  • My arm doesn't reach that far.
    私の腕はそんなに遠くまで届かない
  • I'm not paid that much money.
    私はそんなにもらっていません.
2 ((英話))((形容詞・副詞を後続の節と相関的に限定して))…ほど, するほど
  • I was that hungry I could eat shoe leather.
    靴の革でも食いかねないほど腹がへっていた.
(all) that
とても(very)
  • I'm not (all) that frightened of my wife.
    妻をそれほど怖がっているわけではない.
━━[接] t;((強))ðǽt/ふつう弱形で発音)
1 ((名詞節を導いて))…ということ.
(1) ((主語節を導く))
  • That he was in error was beyond doubt.
    彼が間違っていることに疑問の余地はなかった(▼このthat節は形式主語itに導かれることが多い:It never occurred to me that she was his mother. 彼女が彼の母親とは思いもよらなかった).
接続詞のthatは時に省略される:How is it (that) I can't find it?どうして見つからないんだろう.
(2) ((補語節を導く))
  • The point is (that) you are still responsible.
    要点は君には依然として責任があるということだ.
(3) ((目的語節を導く))
  • I believe (that) you'll get on in the world.
    あなたは世に出てりっぱにやっていくと思う
  • I was confident (that) he would perform his part well.
    彼はりっぱに本分を尽くすだろうと確信していた
  • Humans differ from brutes in that they can think and speak.
    人間は考えたりものを言ったりできる点で獣とは異なる.
(4) ((同格節を導く))…という(こと)
  • There is no doubt (that) we were wrong from the start.
    我々が最初から間違っていたのは疑いのないことだ.
that節が1つのときはthatを省略できるが, 2つ以上連続するときの2番目以下では省略不可:It is generally agreed (that) people must meet frequently, and that it is agreeable to talk, and further that it is a matter of common courtesy to say something even when there is hardly anything to say. みんながしょっちゅう顔を合わせる必要があり, また互いに話し合うのは愉快なことであること, さらに, 何も言う事がないときでも何か言うのが日常の礼儀であること, こういったことは一般の了解事項だ.
2 ((it is ... thatで副詞・副詞句[節]を強調して))
  • It was yesterday [here] (that) it happened.
    それが起こったのは昨日[ここ]だった
  • It is because he is cruel that I dislike him.
    彼が嫌いなのは残酷だからだ.
このthatは強調する部分が時間を表す場合はwhenに変わることがある:It was just after two when we sent for a doctor. 医者を呼びにやったのは2時を回ったばかりだった.
3 ((副詞節を導く))
(1) ((目的・意図を表す副詞節))
  • Speak louder so that everybody can hear you.
    みんなに聞こえるようもっと大きな声で話しなさい
  • He works hard that his family may live in comfort.
    家族の者が安楽に暮らせるようにけんめいに働いている
  • That she might learn to speak better English, her grandmother took her to London.
    もっとうまく英語を話せるように, おばあさんは彼女をロンドンに連れて行った.
so that, in order thatの形を取ることがあり, that節には通例can [could], may [might], shouldが用いられる.
(2) ((原因・理由を表す副詞節))…だから, …のゆえに, …とは, …だなんて
  • I'm glad (that) you like it.
    気に入ってもらえてうれしい
  • My heart is torn that I must be a carrier of bad news to those whom I love.
    愛する人たちに悪いニュースを伝えなければならないなんて心が痛む.
(3) ((結果を表す副詞節, 主にso, suchが先行))(とても)…なので
  • He was so busy that he could not help me.
    忙しくて私を手伝えなかった
  • He is such a nice man that everybody likes him.
    とてもいい人でみんなに好かれている.
このthatは((略式))では省くことが多い.
(4) ((範囲・制限の副詞節))…する限りでは
  • He has never been the worse for drinking that I know of.
    私の知る限り彼は飲んでも乱れたことがない
  • “Any calls for me?” “Not that I know of. ”
    「私に電話がありましたか」「知っている限りではありませんでした」.
4 ((文))((主語の省略された文で, 願望・祈り・悲しみ・怒り・驚きなどを表す節を導く))
  • O that I were a little younger!
    ああ, もう少し若かったらなあ
  • Would (that) we were there.
    我らそこにありせば.

[語法]thatの省略について.
(1) 話し言葉では, know, say, thinkなどの動詞のあとや, afraid, glad, sorry, sureなど心理形容詞のあとのthatは省略がふつう:I think she's already gone home. 彼女はもう帰宅したと思う/I'm sure he'll be all right. 彼はきっとだいじょうぶさ.
(2) 学術論文や報道文など書き言葉ではふつうthatを省略しない:These statistics indicates that the economy is recovering. こうした統計数字は景気が回復しつつあるのを示唆している/Lincoln said that government of the people, by the people, and for the people, shall not perish from the earth. 人民の人民による人民のための統治を地上から消してはならない, とリンカーンは言った.
(3) that節の主語と主節の主語が同一のとき, また両方の主語が代名詞のときはthatを省くことが多い:I think I'll go eat lunch. お昼を食べに行こうと思う/The police suspected that he was the killer. 警察は彼が殺人犯だとにらんでいた.
(4) 受動態, または能動態の文で間接目的語がはいる場合はふつうthatを省略しない:I was taught that it's impolite to speak with your mouth full. 食べながら話をするのは失礼だと教えられた/He told me that this teacher was nice. この先生はいいと彼は私に言った.

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
編集主幹:國廣哲彌、安井稔、堀内克明
編集委員:池上嘉彦、大沼雅彦、米須興文
編集顧問:小西友七
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