ケトン尿症(読み)けとんにょうしょう

栄養・生化学辞典 「ケトン尿症」の解説

ケトン尿症

 →ケトン尿

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のケトン尿症の言及

【ケトージス】より

…基本的には糖質利用が悪く,相対的に脂肪分解が促進されてアセチルCoAが増加し,肝臓におけるケトン体産生が過剰となる。ふつうケトン体は肝臓以外の組織に運ばれてエネルギー源として利用されるが,酸性であるため大量に存在するとアシドーシスを生じ,尿中へも排出される(ケトン尿症)。ケトージスは糖尿病,飢餓(嘔吐,食欲不振),糖原病(ギールケ病)などで招来されるが,とくにインシュリン欠乏を伴う糖尿病では典型的に糖質,脂肪,タンパク質の利用低下があり,浸透圧利尿による脱水,ケトン体による陽イオン排出のための血清電解質異常(ナトリウム低下やCO2の減少など)を生じる。…

※「ケトン尿症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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