リーデン岩(読み)リーデンがん(英語表記)riedenite

岩石学辞典 「リーデン岩」の解説

リーデン岩

ネフェリンを含まないノセアン・メルタイグ岩に相当する.ノゼアンに富む黒雲母輝岩の一種で,代表的なものは放出塊としてのみ知られている.エジリンオージャイトの粒状集合体の中に黒雲母の大きな結晶が含まれている[Brauns : 1922].ノゼアンの代わりにアウインが含まれる場合にはアウイン・リーデン岩(haüyne-riedenite)といい,イタリアのメルフィ(Melfi)近くのアウイン響岩の中に産出する[Tomkeieff : 1983].ライン地方のラアヘル(Laacher)湖地域のヴァイベルン(Weibern)とリーデン(Rieden)の間に産出する.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android