妙心寺派（読み）みょうしんじは

精選版 日本国語大辞典

みょうしんじ‐は メウシン‥【妙心寺派】

〘名〙 臨済宗の一派。関山国師慧玄(えげん)を開祖とし、京都市右京区花園にある正法山妙心寺を本山とするもの。

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世界大百科事典（旧版）内の妙心寺派の言及

【妙心寺】より

…京都市右京区花園にある臨済宗妙心寺派の総本山。正法山と号する。…

【臨済宗】より

…室町幕府の衰退につれて五山勢力が衰微すると，代わって大灯派が台頭した。特に宗峰の法嗣（はつす）関山慧玄（かんざんえげん）の妙心寺派は，戦国時代から江戸時代にかけてしだいに教勢を強めたが，その法系から白隠慧鶴（はくいんえかく）が出るにおよんで，臨済宗の主流となった。白隠は峻烈な公案禅の挙揚と，卓越した指導力によって林（こうりん）派と呼ばれる大門派を形成し，日本の臨済中興の祖と仰がれ，以後，臨済僧の法系はことごとく白隠の流れをくむことになった。…

※「妙心寺派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」