子を思う鶴(読み)こをおもうつる

精選版 日本国語大辞典 「子を思う鶴」の意味・読み・例文・類語

こ【子】 を 思(おも)う鶴(つる)

(鶴は子を思う心が強いといわれるところから) 子を大事に思う母の愛のたとえ。焼野雉子(きぎす)夜の鶴。
十六夜日記(1279‐82頃)「いかばかり子を思ふつるのとび別れならはぬ旅の空に鳴くらむ」 〔白居易‐新楽府五絃弾〕

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