実にや(読み)ゲニヤ

デジタル大辞泉 「実にや」の意味・読み・例文・類語

げに‐や【実にや】

[副]ほんとにまあ。
「―、天下鬼心の人も、え憎み奉らじ」〈落窪・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「実にや」の意味・読み・例文・類語

げに【実に】 や

① 「げに②」を強めたいい方。ほんと。その通りだ。
※宇津保(970‐999頃)国譲中「はかなし物は、例の乳母取らせて、一も食はせでぞあらんとつぶやき給て、〈略〉さし入れ給ふ。北の方見給て、げにやとの給ふ」
② 「げに③」を強めたいい方。ほんにまあ。まったく。
※落窪(10C後)三「げにや、天下の鬼心の人も、え憎み奉らじ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android