家言(読み)イエゴト

デジタル大辞泉 「家言」の意味・読み・例文・類語

いえ‐ごと〔いへ‐〕【家言】

わが家からの便り。
家風は日に日に吹けど我妹子わぎもこが―持ちて来る人もなし」〈・四三五三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「家言」の意味・読み・例文・類語

いえ‐ごと いへ‥【家言】

〘名〙 わが家からの伝言。たより。
万葉(8C後)二〇・四三五三「家風は日に日に吹けど我妹子(わぎもこ)が伊倍其登(イヘゴト)持ちて来る人もなし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の家言の言及

【家訓】より

…【鶴岡 実枝子】
【中国】
 前近代の中国では古くから家訓が知られ,通常,家族や宗族の生活全般を律し,家門の永続を願って家長あるいは宗族の総意により作成された規範を指す。家範,家規,家言,垂訓等ともいわれ,族約,族規,宗規等も広義の意味でこれに含まれる。内容は単なる人生訓・処世訓の枠を超え,家礼,土地経営,学問,交際等多岐にわたり,違反者に対する制裁規定を伴うものも少なくない。…

※「家言」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」