局見世(読み)つぼねみせ

精選版 日本国語大辞典 「局見世」の意味・読み・例文・類語

つぼね‐みせ【局見世】

〘名〙 時間ぎめで価をきめて客と接した下等な遊女屋。つぼね女郎の店。切見世(きりみせ)。てっぽうみせ。
※雑俳・柳多留‐一九(1784)「てっぽう町あたり昔のつぼねみせ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の局見世の言及

【切見世】より

…近世後期の江戸吉原における最下級の女郎屋。各所の岡場所にもあったもので,間口4.5~6尺,奥行2.5~3間の店が5~8軒,長屋形式で続いていたため,局見世(つぼねみせ)(局店),長屋ともいった。1軒1妓を原則とし,抱主は数軒を管理営業した。…

※「局見世」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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