屈輪(読み)グリ

デジタル大辞泉 「屈輪」の意味・読み・例文・類語

ぐり【輪/×倶利】

堆朱ついしゅ寺院建築などに用いられる、わらび形の曲線の連続文様。ぐりぐり。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の屈輪の言及

【彫漆】より

…技法は,素地の表面に漆を数十~100回あまり塗り重ねて適当な厚さにした漆層に刀で文様を浮彫状に表したもの。漆の色や文様の違いによって,堆朱(ついしゆ),堆黒,堆黄,屈輪(ぐり),彫彩漆(紅花緑葉)などの名称で呼ばれる。これらは元来中国で盛んに行われたもので,中国では堆朱を剔紅(てきこう),堆黒を剔黒,堆黄を剔黄,紅花緑葉を剔彩ともいう。…

※「屈輪」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」