徒稲(読み)いたずらいね

精選版 日本国語大辞典 「徒稲」の意味・読み・例文・類語

いたずら‐いね いたづら‥【徒稲】

〘名〙 実のならない稲。和歌で、多く徒寝(いたずらいね)」にかけて用いられる。
※後撰(951‐953頃)恋四・八四五「秋の田のかりそめぶしもしてけるがいたづらいねをなににつつまし〈藤原成国〉」

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