梵僊(読み)ぼんせん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「梵僊」の解説

梵僊 ぼんせん

竺仙梵僊(じくせん-ぼんせん)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の梵僊の言及

【竺仙梵僊】より

…中国,元より渡来した鎌倉時代の五山禅僧。来来禅子と号す。明州に生まれ,幼少にして寺に入り,別流,瑞雲,中峰ら多くの禅匠を歴参したのち,保寧寺の古林清茂(くりんせいむ)の法を継いだ。1329年(元徳1)請われて明極楚俊(みんきそしゆん)に随伴して日本に渡来した。明極が建長寺に入寺すると,その首座(しゆそ)を務め,のち浄智寺,浄妙寺,南禅寺,建長寺などに住した。日本では金剛幢下(古林の会下)の禅僧の信奉者が多く,その代表的存在だった竺仙も,花園上皇をはじめ,足利直義,大友貞宗など公武の間に広く支持者がいた。…

※「梵僊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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