榻の端書き(読み)シジノハシガキ

デジタル大辞泉 「榻の端書き」の意味・読み・例文・類語

しじ端書はしが

男の恋心の切実さのたとえ。また、思うようにならない恋のたとえ。昔、男が女との恋を成就するために、百夜通ったら会おうという女の言葉に従って99夜通い、榻にその印をつけたが、あと1夜というときに差し支えができ、ついにその恋はかなわなかったという伝説による。

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