言葉(読み)ケトバ

デジタル大辞泉の解説

けと‐ば【言葉】

「ことば」の上代東国方言。
「父母が頭(かしら)かきなで幸(さ)くあれて言ひし―ぜ忘れかねつる」〈・四三四六〉

こと‐ば【言葉/詞/辞】

人が声に出して言ったり文字に書いて表したりする、意味のある表現。言うこと。「友人の―を信じる」
音声や文字によって人の感情・思想を伝える表現法。言語。「日本の―をローマ字で書く」
文の構成要素をなす部分。単語。また、語句。「―が豊富だ」「一々の―を吟味して話す」
言い方。口のきき方。口ぶり。言葉遣い。「荒い―」「―に注意しなさい」
必ずしも事実でないこと。言葉のあや。
「塵(ちり)を結んでと言うたは、―でござる」〈狂言記・箕被〉
(詞)謡い物語り物の中で、節をつけない非旋律的な箇所。
(詞)物語・小説などの中で、会話の部分。
(詞)歌集などで、散文で書かれた部分。
[下接語]合い言葉東(あずま)言葉遊ばせ言葉遊び言葉天地(あめつち)の詞(ことば)田舎言葉忌み詞入間詞(いるまことば)入れ詞歌詞(うたことば)売り言葉絵詞(えことば)江戸言葉沖言葉買い言葉替え詞書き言葉隠し言葉掛け詞翳(かざ)し詞重ね言葉京言葉口言葉国言葉繰り言葉郭(くるわ)言葉御所詞ざあます言葉逆さ言葉里言葉為做(しな)せ言葉正月言葉序詞(じょことば)女中詞捨て言葉制の詞添え言葉通り言葉土地言葉謎(なぞ)言葉・逃げ言葉・女房詞挟み詞花言葉話し言葉早口言葉早言葉囃子詞(はやしことば)流行(はやり)言葉・武士詞・べいべい言葉褒め言葉枕詞(まくらことば)御国詞(みくにことば)武者詞文字言葉休め言葉奴詞(やっこことば)山言葉大和言葉吉原言葉六方(ろっぽう)詞
[補説] 
2014年6月に実施した「あなたの言葉を辞書に載せよう。2014」キャンペーンでの「言葉」への投稿から選ばれた優秀作品。

◆嘘を真実に、真実を嘘に変化させることができる道具。
俺の空Rさん

◆音にすれば思いを伝えられ、視界に入れれば考えが生まれ、飲み込めば大人になるもの。
kei_koさん

◆一度発すると責任がつきまとうもの。発した言葉には責任を持つこと。良くも悪くも相手の心に残るもの。
yaaaaさん

◆感情または思考を形に表す手段。
タカノリさん

◆いつも想いより後から出てくるもの。
なつこさん

◆口から発するもの。文字として綴るもの。心に刻むもの。
月のしずくさん

◆読み、書き、話すことで世界中の人とコミュニケーションがとれる人間の進化の過程で得たツール。
ペラペラさん

◆見ず知らずの他人の一言で、人生が救われる。たった一行の文字で、考え方が生まれ変わる。
REINAさん

◆ときどきナイフ、ときどき包帯。
あるとママさん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

けとば【言葉】

〔上代東国方言〕
ことば。 「父母が頭搔き撫で幸くあれて言ひし-ぜ忘れかねつる/万葉集 4346

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

けと‐ば【言葉】

〘名〙 「ことば(言葉)」をいう上代東国方言。
※万葉(8C後)二〇・四三四六「父母が頭かきなで幸(さ)く有れて言ひし気等婆(ケトバ)ぜ忘れかねつる」

こと‐の‐は【言葉】

〘名〙
① ことば。言語。
※竹取(9C末‐10C初)「まことかと聞きて見つればことのはを飾れる玉の枝にぞありける」
② 和歌では、特に木の葉に掛けて用い、愛を伝えることばや人のうわさなどの意を表わす。
古今(905‐914)恋五・七八二「今はとてわが身時雨にふりぬれば事のはさへにうつろひにけり〈小野小町〉」
③ 和歌。うた。
※古今(905‐914)仮名序「やまとうたは、ひとのこころをたねとして、よろづのことの葉とぞなれりける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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