構えて(読み)カマエテ

デジタル大辞泉 「構えて」の意味・読み・例文・類語

かまえ‐て〔かまへ‐〕【構えて】

[副]
まちがいなく。本当に。必ず。
「何の苦も無く暮したりしは、―我の辛抱強きにはあらざりしなり」〈紅葉・不言不語〉
(あとに打消しの語を伴って用いる)決して。
「―実家さとを背負うて先方さきへ行きたまうな」〈蘆花不如帰
よく心にかけて。用心して。
「人はただ歌を―詠むべしと見えたり」〈宇治拾遺・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例